2008年4月26日

私にとって大切なこと

私にとって大切なこと


私が思う「私にとって大切なこと」について書かせてもらいたいと思います。

このことを真剣に考えたくて、このことに対し自分はどのような行動が起こせるのか挑戦したくてここタンザニアに来たので、日本にいるときに考えていたことを書いてみたいと思います。


何のために働くんだろう?何の仕事をしたら自分は幸せなんだろう?

日本での自分の生活基盤がこれだけ整っているのはなぜなんだろう?

自分がこれだけ不自由なく、やりたい放題に生活できるのはどうしてなんだろう?

楽しいって・幸せってどういうことだろう?


と考え、いろいろな側面をたどっていくと、命の大切さにたどり着きます


「生きていてこそ」の楽しさ・幸せ

他のあらゆる植物・動物の命を奪いながら生きていることへの自覚(自分は自然環境や生態系の仕組みの中で生かされている。自然環境や生態系が壊れれば自分はおそらく生きられない)

命のつながりがあって今の自分がある(自分の先人たちがなした努力によって今の社会は存在し、両親・祖父母をはじめとする先祖がいるから今の自分の命がある)

地球上の人間みんな、「生きていたい」と思う気持ちは一緒という事実



このようなある意味当たり前の事実をしっかりと考える時間が今まで少なかった私は、

自分の生き方・物の考え方がこれらの「大切なこと」に矛盾していた、そして今も矛盾していることに気づきました。

もしかしたら自分にとっての幸せもわからないままずっと生きていくのかもしれないし、この大きな矛盾が解消されることは死ぬまでないのかもしれない。

でも今なら挑戦できる。これらの「私にとって大切なこと」をたくさん考え、実際に行動するために。


戦争(紛争)
貧困(飢餓)
食料・水不足につながる人口問題・環境問題
HIV/AIDS・マラリアなどの病気


これらは人間の命を直接脅かし、実際に多くの方が今日も命を落とされています

「命の大切さ」を考えると、これらは本当に恐ろしい問題であり、私自身は同じ人間としてこれらの問題を軽減することを自分なりに考えなければならないと思いました。しかし日本で何不自由なく暮らしたことしかない私は、それ以前はこのことをずっと真剣に考えてきませんでした。

そしてどうにかこれらの問題にも自分なりに行動をしたいと思ったときに自分の生活基盤や生活環境を変えてみたいと思いました。

日本にいたままでも有効な行動はいっぱい取れるし、むしろ日本にいたほうが有効な行動が取れる側面もいっぱいあると思います。


しかし私の至った考えは

実際にこれらの深刻な問題の影響を直接受け、「基本的な人間の安全保障」が満たされない人々が多く暮らしている発展途上国に住んで、現地の人々と共に生活し、人々・文化・生活とたくさん関わりたい。そして自分の考え・行動と向き合いたい

というものです。


隊員としての活動は「草の根」の支援、「物ではなく技術」の支援をテーマとして、現地の人と共に生活することが重要な要素となります。2年間の活動の中で自分なりの成果を出せるようにしたいです。日本にいる時に考えていたこととタンザニアに来て感じることを熟慮し、たいせつにしていきたいと思います。自分の中の矛盾としっかり向き合って、自分の無力さや自分にできることをたくさん考えたいと思います。


また隊員活動にかかる経費は全てODA、つまり日本国の税金です。日本国の代表としての自覚をもって、しっかりとした活動をしていきたいと思います。


「命の大切さ」を考えると、「ありがとう」の気持ちでいっぱいになります。

自分に与えられた環境に感謝し、
自分を支えてくれる全ての人々に感謝し、
自分を育んでくれる自然に感謝し、
自分の命の存在に感謝です


ほんとうにありがとうございます


2008年4月26日

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