2009年8月29日
タンザニアグルメ カシューナッツ
カシューナッツはタンザニア南東部の特産品です!!私たちの住むムトワラ州もカシューナッツの木がいっぱいあります。
カシューナッツはスワヒリ語では korosho (コロショ) と言います!
カシューナッツの木をタンザニアに来て初めて見ましたが、カシューアップルという実がなっていてその下にカシューナッツの実がなっています!
カシューアップルは スワヒリ語では mabibo (マビボ) と呼ばれていますがこれもこちらの人にとっては重要な食べ物です!!
そのまま食べてもとってもジューシーでおいしいですが、このカシューアップルから人々はお酒(地酒)をつくります。
このお酒、とってもとっても強くて(違法なお酒らしいですが)アルコール中毒のようになっている村人を
生み出している程です。
私は元々お酒が弱いので、怖くて味見すらしていません。
他の隊員の人でも飲んだことがあるという話は聞いたことがありません。
今日はカシューナッツの実からカシューナッツを取り出す作業を紹介します。
まずこの実を火にかけます。中にいっぱい油が詰まっているので、火で焙るとすごい炎です
とってもおいしいですよ!!
2009年8月28日
スワヒリ語の名詞
かなり前の投稿でほのめかしておきながら書いておらず申し訳ありません。
今日はスワヒリ語の名詞について御紹介。
「名詞クラス」と呼ばれる「分類・グループ」が存在します。
単語の形の上での特徴は
「接頭辞が規則的に変化することで単数形・複数形を明示する」
ことです。
この特徴を踏まえて、
形容詞の形や「所属・所有をあらわす英語のofに対応する語」
が変化したりします。
では見ていきましょう!
今回の投稿は完全に私の自己満足ですので、興味のない方は読み飛ばしてください(笑)
①生き物クラス
人間・動物、様々な生き物がこのクラスに属します!
別名「m-waクラス」
なぜなら単数形はM-で始まり、複数形はWa-で始まるからです。
例えば
mtu(人間) watu(人間)
mwanafunzi(生徒) wanafunzi(生徒)
mdudu(虫) wadudu(虫)
mvulana(少年) wavulana(少年)
msichana(少女) washichana(少女)
②植物クラス
木の種類など多くの植物を表す名詞がこのクラスに属すのでこの名前で呼ばれることがありますが、
植物に関係ないその他の多くの単語があります!
別名「M-Miクラス」
なぜなら単数形はM-で始まり、複数形はMi-で始まるからです。
例えば
Mti(木) Miti(木)
Mchungwa(オレンジの木) Michungwa(オレンジの木)
Mto(川、枕) Mito(川、枕)
Mfano(例) Mifano(例)
Mlango(ドア、門) Milango(ドア、門)
Mshahara(給料) Mishahara(給料)
③果物クラス
果物の種類など多くの果物を表す名詞がこのクラスに属すのでこの名前で呼ばれることがありますが、果物には関係ないその他の多くの単語があります!このクラスに属す名詞の数は膨大です!!
別名「Ji-Maクラス」と呼ばれます。
なぜならこのクラスに属するいくつかの単語の単数形はJi-で始まり、複数形はMa-で始まるからです。
しかし実際には多くの単語の単数形はJi-からは始まりません。単数形は実に様々な文字から始まります!
しかし、複数形は例外なくMa-がつきます!これがこのクラスの名詞の強みです!
例えば
Jicho(目) Macho(目)
Jina(名前) Majina(名前)
Chungwa(オレンジ) Machungwa(オレンジ)
Lengo(目的) Malengo(目的)
Tatizo(困難) Matatizo(困難)
またこのクラスにはMa-から始まる「複数形しか持たない名詞」が多数存在します。
Maji(水) Maziwa(牛乳) Matokeo(結果)
Mapato(所得) Maoni(意見) Maarifa(知識)
④物質クラス
道具の種類など多くのモノを表す名詞がこのクラスに属すのでこの名前で呼ばれることがありますが、モノには関係ないその他の多くの単語があります!
別名「Ki-Viクラス」
(もうお気づきですね笑)それはこのクラスに属する単語の単数形はKi-で始まり、複数形はVi-で始まるからです。
例えば
Kitu(モノ) Vitu(モノ)
Kiatu(靴) Viatu(靴)
Kitambaa(布) Vitambaa(布)
Kijana(若者) Vijana(若者)
Kituo(駅、停留所) Vituo(駅、停留所)
などです!
⑤外来語クラス
外来語はこのクラスに属します!このクラスの名詞は「接頭辞がない」のが特徴です。
そしてその結果、単数形と複数形は形が同じになります。
外来語とはアラビア語から来た語が非常に多く、次に英語から来ている単語が多いと思われます。ヒンズー語やドイツ語の影響も受けているらしいので、これらの単語も多くはないと思いますが含まれていると思われます。
例えば
Siasa(政治) (シィアサ、アラビア語由来)
Elimu(教育) (エリーム、アラビア語由来)
Pasipoti(パスポート) (パスィポーティ、英語由来)
hospitali(病院) (ホスピターリ、英語由来)
Shule(学校) (シューレ、ドイツ語由来)
他にもいくつか名詞クラスがあるのですが、今回はこの5大分類のみにとどめておきます!
名詞クラスはスワヒリ語の文法をスムーズに運用する上で非常に重要なため、キーとなる概念と言えると思います。
これがスワヒリ語の大きな特徴である「名詞クラス」です!
いかがだったでしょうか?
2008年8月28日
2009年8月16日
キリマンジャロ登山(その2)
5泊6日の登山を支えてくれたのは一緒に山を登ってくれたガイド、ポーター、料理人たちです。
彼らの助けなしにはこの旅は成り立ちません!
ガイドは「キリマン登山のプロ」であり、国立公園の「ガイド認定試験」に通った人しかなれません。私たちを鼓舞してくれ、自然についてもいろいろと教えてくれ、私たちの健康にも責任をもってアドバイスをくれる「頼れる存在」です。
ポーターは私たちの荷物や食糧、物資(調理器具、食器など)を運ぶために私たちと一緒に山を登ってくれるお兄ちゃん達です!あり得ない重さの荷物を肩に背負い、さらに頭の上にも荷物を乗せているのに私たちよりもはるかに速いスピードでどんどん山を登っていく彼らには感服の念を抱きました。先に登った彼らは軽食や夕食を準備して私たちの到着を待っています。
料理人、天才です!本当においしい料理を毎回提供してくれて、食事の時間がいつも幸せでした☆キリマンジャロの山の上であんなに美味しくて贅沢な食事を食べることができて最高でした~
社会の様相があまりに違うので、しょうがないとは思うのですが
タンザニア人にはサービス精神がない
と言われます。隊員でもその事を言っている人は多いです。
しかし彼らは全く違います。
「明日の朝は紅茶を6時に持ってくるから」と言えば6時キッカリに持ってきてくれ、食事を出してくれる時も綺麗にアレンジしてくれて、こちらが気持よく食事を取れるようにいろいろな配慮をしてくれました。
彼らは私たちのヒーローです!
彼らと出会えたことは本当に貴重な宝になりました!
先人や周りの人々のお陰ですべてが成り立つ
キリマンジャロ登山でもこのことを痛感しました。
一緒に山を登ってくれた同期のみんな。最高の仲間です。こんなに楽しい時間が過ごせたのも彼らと登れたからでしょう!
一緒に登ってくれたガイド・ポーター・料理人のみんな。マジ尊敬の熱いヤツラでした。
キリマンジャロ国立公園の設備・施設も本当にすばらしかったです。各ハットもとてもきれいでした。あんな施設をよくこの山の上に作ったもんだと感心してばかりでした。各ハットの明かりはソーラーパネルによる太陽光発電でした。以前の投稿でも書いた「科学技術の恩恵」をここでも思い出すこととなりました。
本当にいろいろな人の築いてきた功績に彩られた道を今、自分が歩かせてもらっている。
多くの人に導かれながら歩く道だから、楽しく進んでいける。
そんな気持ちになったキリマンジャロ登山でした。
2009年8月15日
キリマンジャロ登山(その1)
自然の雄大さ・荘厳さ
キリマンジャロ登山は4泊5日(私たちの場合は5泊6日)の行程の中で様々な自然の姿を見ることができます。
私たちが上ったマラングルートを辿りながら紹介します。
1日目
出発地点(マラングゲート、標高約1900M) ~ マンダラハット(標高約2700M)
森です!みずみずしい空気の中を歩いて行きます!いわゆるハイキングのイメージと言っていいかもしれません。途中で滝が何度か見れたり、樹木の幹には苔がたくさんついていたりと「水」がとっても豊富なことが感じられます。
やはり「山は水の源」であることを再確認しました。
日本が「水の国」であるのも国土に幾つもの「山」を抱えているからなのだろうと思いました!
山は人間が勝手に作れるものではないので、本当に自然の恵みに感謝ですね
2日目
マンダラハット(標高約2700M) ~ ホロンボハット(標高約3700M)
この日の行程はキリマンジャロの案内には「Moorland」と書いてあります!日本語訳を見てみると「湿原、泥炭地」と書いてあります。マンダラハットはまだ森の中なのですが、少し歩くと背の高い木がなくなり背の低い草や花が多くなります。
この花たちが本当に面白いのです!いままで全く見たことのない花が数多く登場します!高地にしか生息できない植物なのでしょうか?
とっても綺麗な花、なんかあまり綺麗とは言えない色の花、いろんな花が見れました。
途中、雲の高さを通過します。
ホロンボハットに着くとそこはもう雲海の上の世界。とっても壮大な景色に出会うことができます
3日目
高地順応の日
ホロンボハット(標高約3700M)から標高約4000Mくらいのところまで歩きまたホロンボハットに戻る
この日は高地順応のための日でした。
キリマンジャロ登山の最大の敵はやはり「高山病」です。
酸素不足から頭痛、吐き気、眠気、運動機能障害などの異常が出て、順調な登山を阻みます。
それをなるべく避けるため、この日は少しハイキングをしてまた同じホロンボハットに泊まります!
このあたりからまた少し植相が変わります。

4日目
ホロンボハット(標高約3700M) ~ キボハット(標高約4700M)
ここから少し厳しくなります。高山病が本格的に現れてくる高度になります。
途中(おそらく標高4200Mくらいでしょうか?)「ラストウォーターポイント(最後の水場)」と呼ばれる地点を通過します。ここから先は水はないので、これ以降使う水は全て一緒に登ってくれるポーターが下の地点から持って行ってくれたものです!!
途中からは「砂漠地帯」に入っていきます!植物はなくなり、岩と砂だけの世界になります!いつもそうなのかは定かではありませんが、私たちが登った時は非常に風が強くてかなり寒かったです!
キボハットに着いてからは夕飯を食べて、深夜に始まる「最終アタック」に備えて休憩する感じです。最大5時間くらい寝ることもできますが、私は高山病になるのが怖くて寝ませんでした。
キボハットの中も異常に寒く、持っている服を全て来て(ダウンジャケット含み計6枚)、中のTシャツにはホッカイロを貼り、さらに寝袋に包まってひたすら深呼吸をしていました。
高山病を防ぐためにすべきこととして、挙げられているのが
1.深呼吸を意識的にする
2.無駄に激しい動きをしない
3.水分を多めに採る
なので、深呼吸・水分補給を意識的に行っていました。
4日目深夜から5日目
キボハット(標高約4700M)を深夜12時頃出発し、頂上目指して最終アタック!!上った後は一気にホロンボハット(標高約3700M)まで下山して泊まる。
いよいよ勝負の時です!!やたら寒いのは相変わらずですが、いよいよ登れるという期待感で体に闘志がみなぎります!!朝、頂上にいるのが目標です!
今までは比較的なだらかな斜面だったのが、ここからはひたすら急な斜面を登って行きます。しかもかなりの砂地で足が取られるのが意外でした。ですがこまめに休憩をとりながら、着実に登って行きました!
私たちの選んだマラングルートはギルマンズポイント(標高5685M)というポイントを経由して、全てのルートの最終目標であるウフルピーク(アフリカ大陸最高地点、標高5895M)と呼ばれる最終ポイントに至ります。
私たちは朝6時前にギルマンズポイントに着き、8時頃にウフルピークに到着することができました。
山頂に残る氷河の迫力、上で見た朝焼けの輝きは本当に感動しました。
幸いにも私は高山病が出なかったのでとっても楽しい登山となりました。
6日目
ホロンボハット(標高約3700M)から下山
疲れはややあるもののもう一度、植相の移り変わりを楽しみながら降りて行きました!
その2に続く
2009年8月15日
観光国タンザニア
タンザニアの誇る産業と言えば「観光業」です。
農産品の輸出と並んで外貨獲得手段の主要な一つをなしているようです。
タンザニアには数多くの観光スポットがあります!
サファリ
まずは広大なサバンナ地帯、森林地帯にある「国立公園」「自然保護区」です!!
そこには広大な自然がその姿を保ち、数多くの動物が住むそうです。
そうです!いわゆる「サファリ」が楽しめます☆
突然ですがここでクイズをどうぞ!
「サファリ」という日本語は「動物を見に行く~」という意味で使いますが、「Safari」という元になっているスワヒリ語の意味はなんでしょうか?
1)旅
2)長期休暇
3)休憩
4)祝日
答えはこの投稿の最後につけておきます!!
私も今年6月のお休みの期間に初めてのサファリに行ってきました!
私たちが行ったのは
「ンゴロンゴロ保全地域」 「マニャラ湖国立公園」
という共にタンザニア北部の国立公園です。
ンゴロンゴロでは広大なクレーターの自然の中に様々な動物がいました!
マニャラ湖では森の中で象の群れに出会うことができました!
その迫力・壮大さは想像を絶するものがありました☆
海
そして「海」!!
これはあまり日本では有名ではないかもしれませんが、タンザニアはその東側はインド洋に接しているので、ながーい海岸を有し、至る所で綺麗な海が楽しめるそうです。
私のいるムトワラ州も州都のムトワラ市は海岸部にあり、本当にきれいな海を見ることができます!
第一の都市ダルエスサラームも海岸部ですし、ダルエスサラームから近いザンジバル島という島に行けば「海リゾート」を満喫することができるそうです!
ここでクイズをもう一問!!
海はスワヒリ語で「Bahari(バハリ)」といいますが、最初の2つの音を入れ替えた単語「Habari(ハバリ)」の意味はなんでしょう?
1)秘密
2)賄賂
3)ニュース
4)危険
答えはこの投稿の最後に付けておきます!
キリマンジャロ山
そしてそしてタンザニアにはあの「キリマンジャロ山」があります。
アフリカ大陸最高峰を誇る山で、周辺で取れるコーヒーも有名です。
タンザニア国内でも「キリマンジャロ」の影響力は絶大で、キリマンジャロを冠した「モノ」はたくさんあります。
そもそもタンザニアでは「キリマンジャロ」というと「山」のことではなく「地域」を指すことがあります。
北部のキリマンジャロ山のある地域に「キリマンジャロ州」という州があるのです!
ここでまたまたクイズをどうぞ!
Kilimanjaro という単語を意味の上で2つに分けるとすると、分かれ目はどこでしょう??
1)Ki limanjaro
2)Kili manjaro
3)Kilima njaro
4)Kiliman jaro
クイズミリオネア(←この番組まだあるんでしょうか?)の4択問題みたいですが、そして以上全て私の自己満足ですが。。。
またまた答えはこの投稿の最後に付けておきます!
キリマンジャロ、身近なところではその名前を持つ「ペットボトルの水」「ビール」があります!
身近でないところでは、タンザニア最高級ホテルの名前が「Kilimanjaro Hotel」です。
超高級ホテルです!一回、食事をしにいったことがありますがあまりの雰囲気の違いに「そわそわ」してしまうぐらいの「別世界」でした!!
そんなキリマンジャロ「山」に6月の長期休暇を利用して行ってきました!
同期のおさむちゃん、みゆきさん、うのくん、けいたくん、みねちゃん、私の6人で登山隊を結成!
標高5895Mの頂上を持つキリマンジャロ山。
その登山行程はルート、日程ともに様々なものがあるようです。きついと言われているルートと比較的緩やかだと言われているルート、4泊5日で登る日程もあれば5泊6日の日程も選択可能です。1か月かけてでも絶対に登頂させるプラン(!?)もあるらしいです(驚)
私たちが選んだのは「マラングルート5泊6日コース」です!
「マラングルート」は地元のタンザニアの人から「コカコーラルート」と呼ばれている「楽」なルートです。
別のルートで「ウイスキールート」と呼ばれているキツ~イルートもあるそうです。
キリマンジャロ登山の様子は次の投稿に書きます~☆
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クイズ1の答え
1)旅
です!というか「移動すること」を「Safari」といいます!となりの町に出かけるのも、遠くの町に出かけるのも、「移動・旅」のことは全て「Safari」といいます。タンザニアにいると頻繁に
「Safari njema!」
という別れ際の挨拶を耳にします。これは出かける人・移動する人に向かって掛ける言葉で
「良い旅を」
「安全に行って来てね」
という意味です。
ちなみに
2)長期休暇 =Likizo(リキゾ)
3)休憩 =Mapumziko(マプンジィコ)
4)祝日 =Sikukuu(シィククー)
といいます。
クイズ2の答え
3)ニュース
です!以前に「スワヒリ語の挨拶」についての投稿をしましたが、そこで出てきた単語です!
相手の調子を尋ねるのに使う単語で「毎日耳にする」単語です(笑)
ちなみに
1)秘密 =Siri(シィリ)
2)賄賂 =Rushwa(ルシュワ)
4)危険 =Hatari(ハタリ)
といいます。
クイズ3の答え
3)Kilima njaro
です。
Kilima が「丘」「小さめの山」という意味で、Njaro が山の名前です。地球の歩き方によると、njaroとは「輝く」という意味らしいです!
アフリカで一番高い山なのに、「丘」「小さめの山」を意味する「Kilima」が当てられているのはキリマンジャロ山が「丘」のような形だからという話をきいたことがありますが、ちょっと不思議ですね。
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2009年8月15日
2009年8月8日
先生という存在
私の中学生時代からの友人の一人が昔私に言った一言があります。
「俺、お前は絶対に先生に向いてると思うけどな」
私は
「俺みたいな不届き者じゃ無理だよ~」
と答えたと思います。今でもそう思っていますが、気づいたら今自分は「先生」になっていました(笑)
実際に今自分が「先生」という立場になってみてよく考えることは
「私がいままで出会った先生方は本当に素敵な方ばかりだった」
という強い思いです。
各学校を卒業して以来そんなに思い出すことのなかった「先生たちが私にくれたメッセージ」が急に思い出されたりします。
おそらく今自分が先生になってみて生徒に何を言ったらいいのかと考える機会があるからだと思います。
今まで私が出会った素敵な先生方が私に語りかけてくれたメッセージ・思い出のエピソードをいくつか紹介します。
この投稿は本人たちの許可をもらっているわけではないので、名前はイニシャルにします
H先生(小学校時代(5・6年生時)の担任の先生)
「先生って君たちより1歩でも先に進んでいれば、つまりちょっとだけ多くのことを知っていればできちゃうんだよ。だから今ひできがおもっているほど先生はすごくはないんだ」
これは私がH先生に
「先生は音楽以外の全部の科目を教えてくれるけど、なんでそんなにたくさんのことを知っているの?ほんとすごい」
と言った時に返してくれた言葉です。決して威張らず謙虚な姿勢で、児童に心からの愛情を持って接していたH先生を私はすごいと思いました。
私も生徒に「先生、本当にすごいよ」と言われることがありますが、その時はH先生の言葉を借りて生徒にそのように伝えています
H先生(中学の時の社会の先生)
社会の先生なのに数学の難問をさらっと解いてみせた!!
中学の時、普通の実力試験とは別の模擬試験を受けたことがありました。しかしその試験は本当にレベルが高い問題の試験で、私たち生徒は完全に打ちのめされました。
特に「数学」は難しく本当に驚いた記憶があります。私ができないのはまだしも、学校で一番数学ができる奴もそんなにできておらず、私はその生徒と教室で凹んでいました。
そこにH先生が入ってきて、事情を話すと
「どれ。(問題をざっと見る)うん。これはそんなに難しい問題じゃないよ。見てろし。(甲州弁で見ててごらん。という意味)」
といい、回答を黒板に書きながら解き方を丁寧にわかりやすく解説してくれました。
社会の先生なのに、なんでそんなに数学ができるのか、当時の私は本当に驚きました。
理由を聞くと
「高校の時は理系でバリバリに勉強していたが、浪人してから社会の在り方が大切だと思って道を変えた」
という風に答えてくれました。
その時、人にはいろんなバックグラウンドがあること、H先生は社会をみる眼差しが一味違うことを子供ながらに感じました。
W先生(中学の時の理科の先生)
「夜空を見上げてごらん」
理科の授業で天体について教えてくれている時、実際に夜外に出て星を眺めてごらんと私たちに語りかけていたW先生。
「その心臓の鼓動と温かさが命のしるしだよ。よく覚えておくんだよ。」
カエルの解剖の授業を実施してくれた時の言葉です。
W先生の事は高校生の時、学生の時もよく思い出していたので、学生になってから一度先生に会いに行ったことがあります。
訪れた時に、科学記事の切り抜きをまとめたノートを見せてくれました。
「科学の最新の話題も知っていたいから」
とマメに記事を整理している先生。
W先生からは
「理科に対する興味の深さ」
「座学だけではなく実際の生活の中で理科を見出すことの大切さ」
が感じられました。
A先生(中学の時の担任の先生)
中学生の時は特にひねくれていて、落ち着きがなかった私はトイレ掃除の際にふざけて水で遊んでいました。
それを見つけたA先生は私をしっかり拳骨で殴ってくれました。
タンザニアでは生徒に対する理不尽な体罰が多く、私も日々棒でたたかれる生徒を見ては複雑な気持ちになっています。
私はいつも言葉で説明するようにしていて、一度も手を出したことも、棒でたたいたこともありませんが、
正しい状況で行われる多少の体罰は生徒にとって大切なのかもしれない
ということをA先生は教えてくれました。
私はあの時先生が殴ってくれて本当によかったと思っています。
T先生(高校の時の数学の先生)
高校卒業後伺った時に食事に連れて行ってくれ、ゲーデルの不完全性定理の話をしてくれました。
ゲーデルの不完全性定理というのは
「”数学は自己の無矛盾性を証明できない”ということを証明した」
という話でした。これを証明した人の名前がゲーデルというそうです。
この話を聞いた時、私は
「それは数学の問題なのかな?哲学みたいだ」と感じたのを今でもよく覚えています(笑)
「先生は本当に数学にのめり込んだことがあるんだな」という強烈な印象を受けたました。
「学問をすることに対するロマン」みたいなものを感じ取りました。
K先生(学生時代の教授)
「研究生活もいろいろあって大変だったけど、子どもを育ててその子どもたちが自立して、そこまで来てやっと自分は人生を生きたと思えた」
研究で多くのことを成し得た偉大な先生が、子どもと過ごした時間がどれほど大切かということを語っていたのには私も感じ入るものがありました。
全員の先生から共通して学んだ大切なことは
「けじめ」
です。
授業や学校の日課、学校行事をしている時は真剣に指導をして時に厳しい一面も見せてくれ、それ以外の時間では優しく面白く接してくれて、くだらない話にまで付き合ってくれる先生。
それが非常に大切なことであるということを最近の私は強く感じています。
ここタンザニアでも、私は生徒に「けじめ」の大切さを伝えようと日々心掛けています。
生徒も最近はいい「けじめ」を見せてくれるので私はとってもうれしいです!
2009年8月8日
2009年7月19日
タンザニアにおける部族・民族の考え方
日本にいた頃、アフリカに関する記事を読んだり、映画を見たりしてアフリカには「部族・民族」という社会を構成する特有の要素がある。と感じていました。
日本にいた頃に「メディアを通して」見えていたアフリカの姿からは、すくなくとも私はそのように感じていました。
例えば
アフリカの国々は植民地支配の影響で国が分断され、言語・習慣などを一にする民族同士が集まって国を形成しているわけではないので、言語・文化などを基盤とした連帯感を生むのが難しい とか
英語やフランス語など植民地時代の宗主国の言語が公用語となっている国では教育を受けられなかった人は自分の部族語しかしゃべれないので、他の部族から来た人と意思疎通を図るのが難しい とか
1994年のルワンダで起きた大量虐殺(民族浄化)や2007年のケニア大統領選の際に起きた暴動など政治の世界にはびこる極端な特定民族優遇や民族差別が原因で、民族間に誤解や深い傷が残っている
などです。
しかしここタンザニアに1年以上暮らしてみて、上記のような「部族・民族」をとりまく複雑な問題は感じられません。
アフリカの他の国では問題なのかもしれません。
私はまだまだタンザニアの状況に関する観察が足りないのでそう思うかもしれません。
もしかしたら私がまだ知らない問題が潜んでいるのかもしれません。
しかし私にはここタンザニアでの「部族・民族」をめぐる人々の見方・観点について悪いイメージがありません。
むしろ日本人がお互いに「出身県」を言い合ってお互いの郷土について情報を交換して興味深く感じているのに似ているとさえ思います。
上述のような先入観から、私は最初は部族について人に尋ねることはあまりよくないことなのかなと思っていました。しかし、いろいろな人と話をする中で、そうではないと分かってからは
「あなたの部族は何ですか?」
と聞くことも多いです。
多くの人は喜んで私に教えてくれ、
「私の部族のこと知ってる?聞いたことある?」
と逆に聞いてきたりします。
そこで私はどこの地域にはどういう部族の人が多く住んでいるという情報をなるべく覚えるようにしています!
その情報をもとに
「ああ、○○族ってことはあなたは○○出身ですか?」
って尋ねてみるとかなり喜ばれます!
「そうだよ、よく知ってるね!!」
みんな基本的には自分の部族が好きなので、会話は弾みます。
自分のオリジナルを大切にしたいという気持ちが感じられてとっても共感できます。
以前に少し書かせてもらったように、私の住む村は「マクア族」がほとんどを占め、私も少しはマクア語を覚えたので最近は冗談で
「私はマクア族でルクレディ村出身です」
と言ったりしています!
「ほんとか!?じゃあマクア語しゃべってみろ!?」
って返された時にマクア語をしゃべるとビックリした後に大笑いで
「確かにお前はマクア人だな」
って言ってくれたりします。
政治の世界に「政策決定者による地元優遇」があることは行き過ぎたものでなければ一概に悪いことではないと思いますしそれは日本にも存在することだと思います。
こんな感じで私にとっては、タンザニアには「部族・民族」をめぐる悪いイメージがありません。
タンザニアには100を超える部族が存在するそうです。
部族をめぐる紛争・暴動が起きずに独立以来、平和を保っているタンザニア。
その要因として言われているのは
全国民がスワヒリ語という共通言語をしゃべれる(初代大統領ニエレレ氏の政策に基づくそうです)
部族の数が非常に多く、また突出した人口を持つ部族もないため、支配的部族が生まれず部族間均衡がうまく取れている。
などです。
また私が思うもうひとつの要因は
タンザニア人の持つ「違いを受け入れ認めようという寛容の気質」
です。
これについてはまた書く機会があったら書こうと思います。
私も自分に余裕がなくなると、自分の価値観と違うものを思慮もないままに否定したりしてしまいますが、まずは一旦落ち着いて考え、寛容の態度で向き合いたい。そう思います。
タンザニアに来て学んだ大切なことの一つだと思います。
2009年7月19日
タンザニアグルメ クンビクンビ
村の風景 沼の周辺
なんと呼べばいいんでしょうか!?
池?沼?
私の住んでいる家から徒歩5分くらいのところにあります!
そこはもう草原というか野原、人間の手がほとんど加わっていないところです
この池は私の住む村の人々にとってはなくてはならないものです。
毎日この池の水を汲みに村人がやってきます。
水を入れるタンクを自転車にくくりつけて運ぶ人、バケツやタンクを頭に乗せて運ぶ人。
家と池の往復はとっても大変な力仕事だと思われますが、村人はそれを毎日行っています。
また池の水は家に持ち帰るだけでなく、池のまわりで使われます!
その目的は
洗濯と入浴
です!
池の周りではみんな洗濯をしています!!
服をたくさん詰めたバケツを持った子供に出会うことがよくありますが、例外なく
「池に洗濯をしに行くんだよ」
って答えてくれます!

池の周りの茂みでは入浴をしている人もいます。ほとんどは男の子(こども)だとおもいますが。
一回ケッコウいい歳の若者が茂みの中ではなく、見えるところで体を洗っていてビックリしましたが(焦)
空のバケツと石鹸を持って歩いている男の子を夕方見かけることができます!
現在の日本ではなかなか見られないこの家の周りの光景は
人間のライフスタイルは状況に応じてここまで違うのか
ということを考えさせてくれます。
2009年7月19日
化学実験の授業(その2)
理想的な化学実験を行うには、水道設備(実験器具を十分に洗うため)と蒸留水(正確な溶液を作るため)が必要ですがこのどちらも存在しません。
村には何箇所か水道があり、現在はそこから水が出るので(ただし有料)器具洗浄のための水はそこの水道から調達しました。今回は合計で200Lの水をバケツに取り、実験室まで運びました!
また溶液をつくるための水には雨水を使用しました。
うちの村の水道の水は様々なイオンが高濃度で存在するのか、溶液を作ろうとすると白色沈殿ができたりするので適切ではないと判断しました。かわりに学校所有のタンクに貯めてあった雨水をつかうことにしました。今度はおかしな沈澱もできず、水道水よりは適当であると判断しました。
実験は3日計画で行いました!
1日目は放課後に生徒にバケツ持参であつまってもらい、水を調達(水道のある場所→実験室)。そして実験室を清掃。
2日目は放課後に生徒に集まってもらい全員で使うべき実験器具を洗浄(次の日までには乾く)。その後私は溶液を用意。
そして3日目に実験決行です。
実験それ自体について言うと,,得られた実験結果は決して良いものではありませんでした。
使った薬品が古くて変質していた?
器具の洗浄が不適切だった?
溶液の用意に使った雨水が不適切だった?
など考えられる原因はたくさんあります。
生徒に実験結果に対する満足感を与えることができず、中途半端な実験の授業をしてしまったことは自分の責任だと思います。
蒸留水はバッテリーや工業用に使うものが町(マサシ)の工具屋さんに行けば売っているので、実験用に大量に入手できないかなと思っています。大量に買うとなると費用の問題があるのですが、10月に行われる国家試験本番までには町から蒸留水を手に入れたいと思っています。
しかし生徒には、
あらかじめ行った「酸と塩基の中和の概念と中和滴定実験の関連」や、
「実験のやり方、溶液濃度計算の仕方の実際」
などを学んでもらえたので実験授業をやってよかったなと思っています。
さまざまな場面で思うことですが、学校での教師という仕事を通して私自身がいろいろ勉強になっています。
協力してくれた生徒に感謝!
2009年7月19日
化学実験の授業
タンザニアの中等教育のカリキュラムにも日本と同じように実験があります。
しかし、タンザニアのすごいところは生徒の学歴・進学に関わる「国家試験」の中に「実験」科目があることです。
まだ書いていなかったと思うので書きますと(遅れてすみません)
タンザニアの教育は「国家試験」による評価に大きく依存しています。
小学校(7年間)
中等学校(Ordinary-Level 4年間、中学校に相当)
中等学校(Advanced-Level 2年間、高校に相当)
大学
という流れの中では、次の段階に進むためには卒業年次に受ける「国家試験」が大きくものをいいます。
小学校教育(7年間)を終えたことを証明するのは7年生の最後に受ける「国家試験」の結果です。
またこの国家試験の結果が良ければ国が指定した特別な中等学校(Ordinary-Level 4年間)に進学できたりします。
この試験で「不合格」の評価をとるといくら7年間通ったとしても「小学校卒業者」とみなされません。
そうなんです。ここでは
「国家試験」=「卒業資格試験」+「進学のための入学試験」
という2つの役割があるのです。
O-levelの最後に受ける国家試験は「O-level卒業資格試験」+「A-levelへ進学のための入学試験」
A-levelの最後に受ける国家試験は「A-level卒業資格試験」+「大学へ進学のための入学試験」
といった感じです。
私が教えているのはO-levelの生徒ですが、4年生で受ける国家試験で「不合格」をとると、せっかく4年間通っても「O-level卒業証明」をもらえません。学歴は小学校卒業になってしまいます。
その国家試験に「実験」という科目があります。
私の教えるO-levelでは「物理」「化学」「生物」の3科目が理科として存在しますがこれら3つの各科目につき実験科目が科せられます!
理系の生徒は理科3科目すべてを取るので、「普通の筆記」と「実験」で合計6科目の試験を受けなければなりません。
「物理」「物理実験」「化学」「化学実験」「生物」「生物実験」の6つです。
実験室を持たない学校に通っている生徒はどーするのか?というと
各「実験」科目に「実験(代替試験)」というものが用意されていて、それを受験します。
これは実験に特化した問題や、まるで実験を進めているかのようなシミュレーション問題ばかりが掲載されている筆記問題です。
「知識を実際に応用できる生徒を育てよう」
という理念のもとにこの仕組みになっているようです。
生徒にとっては幸いなことに、科せられる実験の内容は毎年ほぼ同一であり、過去の問題を見て練習をしておけば十分に対処可能なものです
例えば「化学実験」については毎年
中和滴定(酸と塩基の中和反応を用いて、濃度決定などを行う)
系統分析による化合物の同定(未知の化合物が何なのか実験により決定する)
が科せられます。
私の配属先の学校は立派な実験室があるので(アフリカ開発銀行の援助で建設されたそうです)
実験の授業・国家試験の実験科目を行うことが可能です。実験器具もしっかりしたものが相当数存在します。
私のいる学校には化学の正規教員がいないので、私は数学の他に化学の授業についても関わることが求められていました。
去年は本格的に授業を行うことはできませんでしたが、今年の新学期からは本格的に化学の授業も行っています。
私が赴任した時は実験室の管理・使用は行われておらず、実験器具は乱雑にしまわれ埃をかぶった状態でした。
また実験室は「机・イス不足を補うために」普通の教室のように使われていました。
去年まずは実験器具の洗浄・整理整頓を行いました。
そして今年は実験の授業も行ってみようということで、国家試験の問題にでる「中和滴定」の実験を4月にやってみました。
薬品は意外といろいろなものがそろっているので基本的な実験なら問題なしです。タンザニア南東部ではそんなに簡単に手に入るわけでもなく、値段も高価ですがうちの学校にあれだけの薬品があるのにはかなりびっくりです。
その2へ続く
2009年5月10日
市場の野菜
市場の野菜
タンザニアでの生活について。。。
みなさん、やっぱり食事のことが気になっていますよね?(←かなり一方的な質問ですみません)
初期の投稿で少しタンザニアの食事について書きましたが、今回は市場の風景をほんの少しだけですが写真で紹介して、いくつかの野菜についてコメントしてみたいと思います。
日本で普段食べる野菜ってタンザニアでも食べられるの?
という疑問があると思いますが(私も行く前はそう思っていました)、答えは「YES」です!ほとんどの野菜が食べられます!
私の任地からバスで2時間くらい行った所にあるNDANDA(ンダンダ)という町です
この写真に写っているものは
タマネギ (Kitunguu、キトゥングー)
(一般的に手に入りやすい野菜の筆頭!トマトと2大巨頭を成します!売っている場所によって大きさがかなり違います!すっごい小さいものは調理しづらいので大きいものを狙います!色は紫色です。日本のタマネギより切った時の目にしみる感じがキツイ気がします、焦)
トマト (Nyanya、ニャニャ)
(一般的に手に入りやすい野菜の筆頭!タマネギと2大巨頭を成します!いつもお世話になっています!美味)
ジャカイモ (Kiazi、キアジィ)
(これも手に入りやすいです!ある北海道出身の隊員は「タンザニアのジャガイモは北海道のものと同じくらいおいしい」と言っていました!それってスゴイ褒め言葉ですよね!?実際とてもおいしいです!)
ピーマン (Pilipili hoho, ピリピリホーホー)
(必ずあるわけではないです。私の印象は日本でのものより肉厚で苦さが少ない、です!とても好きです!値段は少し割高感がありますが)
キャベツ (Kyabechi, キャベチ)
(ちょっとレアキャラです。そして値段も高い!正直私は自分で買って食べたことがありません。でも味は本当においしいかったです!)
オクラ (Bamiya、バミヤ)
(けっこう売っています。本当においしいです!!!)
カボチャ (Boga、ボガ)
(時期がありますが、売ってます!大きくて一人では食べきれません!カレーに入れたら最高でした☆)
ナス (Bilingani、ビリンガニ)
(大きいです!日本で見ていたものよりも形が丸いです!味は薄めというかあんまり味がない感じです!てんぷら最高です)
バナナ (Ndizi、ンディズィ)
(デザートの果物バナナだけでなく、メインのおかずになる甘くないバナナがあります!いろいろな料理法があっておいしいです!)
みゆき隊員が店のおばちゃんと話をして買おうとしているものは、、、ココナッツです!!!
ココナッツは Nazi、ナジィ と言います。本当にいろいろな料理に使います!なのでどこでも売っています☆

こんな感じで野菜はいっぱいあります。
今日も大地の恵みに感謝です!!
2009年5月10日
髪を編む
髪を編む
ブログの写真でお気付きかと思いますが、タンザニアについてから私は髪を伸ばしています!
気づけばもう1年以上。。。
髪の長さが人生で最長になったは言うまでもありません。
水が好きなだけ使えるわけではないので、髪を洗うのも平均すれば3日に1回。
(ちなみにお風呂に入る時の1回あたりの水使用量は私の場合は髪を洗わない日は5Lくらいで、髪を洗う日は15Lくらいです!)みなさんどのくらいか興味があったら5L、15Lとかバケツに取ってみてください!
去年11月、12月(こちらで一番暑い時期)には頭がかゆくてかゆくてって時もありました。
日本の皆さんには「不潔」と言われてしまうでしょう(笑)
にも関わらず私は髪を伸ばしている。
その理由はというと、、、
「髪を編みたいから」です!
首都ダルエスサラームのような都会でも、私の任地の村のような田舎でも多くの女性が髪を編んでいます!タンザニア文化では一応、女性のおしゃれということになっていますが、男が髪を編んだからと言って、それがタブーのように見られることはありません。
(もしかしたら、社会的に認められない場面もたくさんあるかもしれませんが、私が知る限りでは)
タンザニア隊員でも女性、男性問わず髪を編む人は結構います!
日本人が髪を編むと
Unapendeza (ウナペンデーザ)
(女性に対して)かわいいね!(男性に対して)かっこいいね!
(原義は「愛するに値する、好ましい」という意味の表現です。全般的に似合ってるねって意味になります)
と言ってくれるタンザニア人のみんな。本当にみんな褒め上手です!
私も去年12月に学校が年度末の長期休暇の期間に一回髪を編んでみましたので、その時の写真を載せます~載せるのがかなり遅くなってすみません

完成
ちなみに編むのにかかった時間は約3時間、編み代は5000シル(約500円)でした!田舎では1000シル(約100円)で編んでくれるとか。人件費が本当に安いことをこんなところでも感じます。
日本だったら2、3万円すると聞いたことがあります。
次回は学校が学期末の長期休暇になる6月に編もうと思っています!
2010年になったらバッサリ切って、短髪で日本に帰国しようかなと思っています!
2009年5月10日